ぬかるみがち

見聞私感

ももいろフォーク村 振袖から牡丹が風に舞う

CSフジNEXT「ももいろフォーク村」松本隆縛りの3時間

実は四部作だった斉藤由貴×松本隆漢字二文字シリーズ。

「卒業」【青春】「初戀」「情熱」そうだったのか。すばらしい漢字の並びだ。「青春」歌った後、斉藤さんの笑顔が可愛い。わたしは初めて聴いた「青春」良い哀愁。筒美京平先生のメロディご馳走。ももクロさんと一緒に歌っている斉藤さん。ももクロさんパートの時のボーカル休みの間の佇まいの輪郭がなんとも美しいのだ。女優はこうして「間をとる」のだなと凝視。斉藤さんと松本さんのトーク野球狂の詩のドラマがかわいかったから」「なんてないこと風にサラッとおっしゃいますね。」歴史が。

ももクロさんとは 戀が読めなくて→ひらがなおんな→ひらがなではつこい→いを「ひ」にすれば?「はつこひ」というさりげない会話の中にも創作の神。


はずせない「情熱」。2017年年秋、恵比寿の風街ガーデンのステージを思い出す。松本さんも「伝説の情熱」とおっしゃっていたが、その数分間わたしを含めまわりが皆、頰を手で覆い泣いていた。情で見つめていた。あの会場が雪のホームになって、何千人が目撃者だった「伝説」。今回、その記憶が突かれ「あの場」に戻って熱くなった。わたしは歌手の斉藤さんをみつめます。これからも。

クミコさんの「情熱」は20年近く前に聞いた時は「しかたないのよ、俯瞰」を感じたが今は足首から絡まれる「念」。斉藤さんの情熱は観音様の域。静寂そうにみえて微かに震える青い熱。そのおふたり揃っての「情熱」こんな日がくるなんて。しかもテレビで。ありがとう太田胃散😊(スポンサー)


全編通して、ももクロさんたちの「一生懸命歌う」姿勢が眩しかった。カバーにありがちな「オリジナルとは違うわたしをみて!」な「自分の歌い方押し出し」が有り気だけど、みなさん真摯に歌詞を歌語っていらして。「魂を抱いてくれ」ほか素直な歌唱で歌詞がストレートにこっちに来ていた。びっくりした。「あなたと熱帯」も良かった。

「あなたと熱帯」のあとの「鳥の歌」振り幅‼️これぞ松本た歌詞世界。

 


中島愛さんがカバーした松田聖子さんの「Kimono beat」歌い込まれているのがとてもとてもわかった。心から歌と聖子さんが好きでいつも歌っていらっしゃるんだろう。高低自由な音符をつかまえてた。字幕歌詞がない音楽番組で、歌詞を聴きつつその歌の世界をいつもは使わないアタマのゼンマイが動き出す。「空想力」ああ、忘れていた。いつも目で歌詞を追って空想は二の次だったここ数年の音楽番組鑑賞。耳からの想像の愉しみ。Kimono beatそうだ、そうだ。こういう世界だった。


「振り袖から牡丹が風に舞う」

なんて美しい日本の歌なの!!

走る振り袖。動くわたし。自らを開放解放。

中島さんの真っ白のワンピース、そこにない牡丹模様がふわりとね。

歌ってこういうところがだいすき。

妄想のプロジェクションマッピング。できるのは松本詞だから。

 


後半についてはまた後日。鈴木茂さんのギターを聴いて、今年も年の瀬 感。

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星間飛行

星間飛行

 
 

 

 

Kimono Beat

Kimono Beat